イナゴ採りをするにあたり、まずはイナゴ袋を作る。たぶんイナゴ袋という名称ではなく、何らかの農家言葉があると思うのだが、それは私には伝承されていない。当サイト上ではイナゴ袋と呼ぶ。採ったイナゴを入れておく袋だ。
一度、イナゴ袋をGoogle画像検索で検索してみて頂きたい。
イナゴ袋 – Google 検索
袋に筒がついたものがたくさん出てくるだろう。それがイナゴ袋だ。採ったイナゴは当然袋に入れておくのだが、毎回開けたり締めたりしていると面倒である。だから、昔からイナゴ採りをする農家ではイナゴ専用の袋が作られていた。袋の入り口を長いツルツルした筒にしておくと、フタをしなくてもイナゴが中から出られないのでラクなのだ。
昔はこの筒の部分には竹を使っていたそうだ。しかし、現代では竹筒は少々入手しづらい。たぶん、現代の最も良いイナゴ袋は、何らかの網の袋に塩ビのパイプを取り付けたものだろう。
でも、袋に塩ビのパイプを取り付けるとなると塩ビのパイプに対して加工が要る。少々面倒くさい。なので、今回は横着して500mlのペットボトルの口を使うことにした。これなら普通のハサミで加工できる。また、袋には目の粗い洗濯用ネットを使うことにした。
買ったのはこれだ。洗濯ネットと刺繍糸。ついでに虫取り網も買っておいた。
これでイナゴ袋を作る。洗濯ネットと、刺繍糸と、500mlのペットボトルである。
そして、このペットボトルの口を紐で結びつければそれで終わりである。楽勝だ。
ペットボトルのフタをすればどっからどうやっても逃げられない。完璧である。
なお、洗濯ネットはなるべく目の粗いものを使うべきだ。後述するが、おんこ出し(イナゴのフンを抜くために1~2日間放っておくこと)をする際に、振ればフンが落ちてくれる。また、茹でる時に湯の通りが良いほうがなにかとやりやすいのだ。
準備は整った。
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