昆虫食に興味のある人が読むべき本を、改めて書いておきたいと思う。

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当サイト内には何度も書いていることだが、国連食糧農業機関(FAO)が昆虫食を勧めたのは有名な話である。それ以来、昆虫食への注目度は高まっているようだ。それに呼応して、昆虫食を題材とした本もチラホラと出ている。そういった本を読んでみようかなと思っている人も多いだろう。

昆虫食の本に興味のある人は、昆虫を食うつもりがある人と、当面は食うつもりがない人の2種類に分けられる。ガチで食おうと思っている人と、とりあえず知識だけつけておきたいと思っている人では、読むべき本も違うだろう。

そういうわけで、それぞれにオススメの本を紹介する。「むしくいノート」と「食べられる虫ハンドブック」である。
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ガチで食うなら「むしくいノート」

ガチで食うつもりなら、「むしくいノート

」がオススメだ。
むしくいノート

私も食う前にこれを読んだ。読んで良かったと思った。
むしくいノート びっくり!たのしい!おいしい!昆虫食のせかい



この本は、昆虫食にまつわる文化、代表的な食べられている昆虫、入手方法、調理方法、昆虫メニューを出す外食店などがバランス良く載っている。基本的には女子向けのテイストで書かれている。サクっと読める本でありつつ、必要な情報はキッチリと入手できる。オススメである。
むしくいノート

欠点は、示されている昆虫の種類が少ないことだ。実際に食うために虫を採取するとなると、「こいつは本当に食えるのか?」という疑問が出てくる。基本的には昆虫は加熱すれば食えるものばかりのようだが、とはいえ、初心者の現場では、誰かのお墨付きを得たいと感じる人は多いと思う。
むしくいノート

私が2015年9月に江戸川河川敷で読んだ時は、採取対象が最もポピュラーなバッタ類であったため、このむしくいノートにもだいたい載っていたので安心して採ることができた。しかし、これが例えばコオロギだと話が違ってくる。もちろん、むしくいノートにもコオロギは食えることが載っている。しかし、コオロギの中の詳細な種類が載っていない。なので、採取の現場でちょっと色が違うコオロギを採った時、それを安心して食えると思えるかというと微妙かもしれない。

なお、むしくいノートにはkindle版もあるので、今すぐ読みたい人にはそちらもオススメだ。

むしくいノート びっくり!たのしい!おいしい!昆虫食のせかい



食う気はないなら「食べられる虫ハンドブック」

とりあえずは食う気はないけど、どんなもんが食えるのか見てみたいという人は「食べられる虫ハンドブック」がオススメだ。
食べられる虫ハンドブック



この本は一言で言えば図鑑だ。食べられる虫が全て大きな写真入りでたくさん載っている。さっき書いたコオロギなら、エンマコオロギ、ハラオカメコオロギ、タンボコオロギ、ミツカドコオロギ、フタホシコオロギ、タイワンオオコオロギと6種類が載っている。
食べられる虫ハンドブック

基本的に図鑑なので、文字数が少ない。パラパラとめくっていくとあっという間に終わってしまう。サラっと読める。しかし、これだけたくさんの昆虫が食べられているのだという圧倒的な説得力がある。
食べられる虫ハンドブック

欠点は、調理方法の詳細な解説が少ないことだ。また、どのような文化圏で、どのようなシーンで食べられているかの説明もない。なので、これを読んで「この虫を食ってみたい」という気持ちにはなりづらいかもしれない。

上記2冊の次は「昆虫食入門」

そして、一歩ディープな昆虫食の知識を得たいなら、上記2冊のあとは「昆虫食入門」を読もう。

昆虫食入門 (平凡社新書)

この昆虫食入門は、さっきの2冊と違い、ガッツリと文章ばかりの本である。なので、それなりに昆虫食に対する興味が強くなってから読むと良いだろう。

しかし、その分、載っている内容は非常に幅広い。文化的観点の解説や、栄養学、社会構造など、記述は多岐にわたる。「入門」と銘打ってあるだけあって初学者でも読める内容なのだが、何しろ昆虫食である。知らないことばかりだ。昆虫食に興味が出てきている人なら、のめり込むように読み進めていけるだろう。

以上、2冊+1冊を紹介させて頂いた。どれもオススメである。
むしくいノート びっくり!たのしい!おいしい!昆虫食のせかい



食べられる虫ハンドブック



昆虫食入門 (平凡社新書)


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