今日、ついにイナゴ採りをした。30年ぶりのイナゴ採りである。

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場所は、イナゴがたくさんいる場所はここだで書いた、江戸川河川敷。埼玉県吉川市である。

こんな感じに小さな広場になっている。クルマが何台も停まっていた。この河川敷はさまざまなアクティビティ・・・というのだろうか、とにかくいろんなことをしている人がいた。バードウオッチング、釣り、自転車など。あと、何やらアンテナらしきものを立てている人もいた。あれは何をしているのか、私にはわからなかった。
DSCN8192

虫採りをしている親子連れも一組いた。ただ、その手には虫カゴがあった。たぶん飼うのだろう。我々のように食べるために虫を取る人は、現代ではやはり少数派のようだった。少なくとも、イナゴ袋を持っている人は我々の他には居なかった。

我々。そう、私は今日は一人できたわけではない。息子を連れてきた。息子に、イナゴ採りを誘ってみたら、意外にも行くという返事が返ってきたのだ。

息子と早速イナゴ採りをする。
江戸川河川敷 イナゴ採り

動画も撮ってみた。イナゴらしきものが飛んでいる。

しかし、なかなか目当てのイナゴが見つからない。バッタは結構いるのだが、肝心のイナゴがいないのだ。
江戸川河川敷 イナゴ採り

私が求めているのはイナゴだ。正確にはコバネイナゴである。この、目からまっすぐ後ろに入った茶色の線が特徴である。
コバネイナゴ

この線が入ったイナゴがいない。バッタばかりだ。私もそれほどバッタやイナゴに詳しいわけではないが、どうもトノサマバッタばかりがいるようだった。

こんなのだ。間近で見ると、イナゴとはかなり違う。
江戸川河川敷のトノサマバッタ

コバネイナゴも居ないわけではない。3匹ほど捕まえた。絶対に食べたかったので、写真は撮らずにすぐにイナゴ袋に入れた。

しかし、トノサマバッタだらけであった。

私はイナゴが食べたくてここに来た。しかし、居るのはトノサマバッタばかりである。ここで考えた。イナゴとトノサマバッタは姿形も似ているし、食べているものもおそらくほぼ同じだろう。だったら、トノサマバッタだって食えるのではないか。

国連食糧農業機関(FAO)が昆虫食を勧めたのは有名な話である。イナゴを食うべきだと言っているのではない。もっと広く、昆虫を食えと言っているのだ。だったら、バッタも食えるのだろう。

食えるはずだという確信はあった。しかし、もう少し背中を押してくれる何かが欲しかった。そこでひらめいた。Amazonでkindle本を買って調べようと思ったのだ。すぐ買った。このkindle本を。「むしくいノート」である。

むしくいノート びっくり!たのしい!おいしい!昆虫食のせかい



紙の本もある。
むしくいノート びっくり!たのしい!おいしい!昆虫食のせかい



女子向けの昆虫食の基礎本である。これを買い、すぐにダウンロードして、遊歩道の縁石に座ってスマホで読んだ。すると、19ページ目にあっけなくトノサマバッタが載っていた。バッタ類で最初に、コバネイナゴを押しのけて載っていた。しかも、エビに最も近い味がするという。なんだよ。そうだったのか。

私の30年前のイナゴ採りの思い出の中では、コバネイナゴしか採っていなかった。あの茶色の線のないバッタは、全て除外していた。当時は、それでもいくらでも採れたのだ。

しかし私の目の前には、トノサマバッタばかりがいた。

決めた。採ろう。トノサマバッタを採って食おう。

私はそう心に決め、息子にも、なんでもガンガン採ろうと伝えた。

黙々と採る。
江戸川河川敷 イナゴ採り

今回のイナゴ採りには虫取り網を持って行っていた。私の思い出の中では、イナゴ採りに虫取り網など使った記憶はない。それでもいくらでも採れたのだ。

しかし、今日はイナゴ採りのはずがトノサマバッタ採りになってしまった。トノサマバッタは逃げ足が早く、近づくとすぐに飛んでいってしまう。だから、虫取り網が大いに役に立った。ちょっと音を立てて一旦逃げさせ、着地したところを狙って捕まえるというパターンで採っていった。

一旦逃げさせるということで、虫取り網は長いほうがいい。私は今回、何も考えずにダイソーの100円の網を買っていった。これは伸縮式の虫取り網で、短い状態では1mだが、伸ばすと1.7mになった。伸ばした状態で採っていった。ただ、もう一歩のところで逃げられることがかなりあった。柄の長さが2mくらいある網を使うと良いと思う。
江戸川河川敷 イナゴ採り 虫取り網

なお、信頼性の高い虫取り網を使いたいなら、キャプテンスタッグの虫取り網が評判が良いようだ。ただ、やはりちょっと高い。送料を入れると1000円以上する。本気で食料確保としてトノサマバッタ採りをするとか、ワンシーズンずっとトノサマバッタを切らすことなく食卓に置きたいなら買う価値はあるかもしれない。でも、レジャー気分でやるならダイソーの100円の網で十分だと思う。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) 虫取り網 イエロー ME-2080

さて、3時間ほどトノサマバッタ採りをした。結果はこれである。採れたのは30匹ほどだ。
江戸川河川敷 イナゴ採り

スカスカだ。あまりにも少ない。私の思い出の中では、このくらいのイナゴ袋なら15分くらいでいっぱいにできたはずだった。

この30年で、農薬などが進化し、害虫として認識されているイナゴやバッタは激減しているのかもしれない。日本の農業としては、それは喜ばしいことだ。今日の私にとっては悲しいことだが、仕方がない。あきらめよう。

あと、時期も悪かったのかもしれない。今日は9月20日である。まだ秋が深まっていない。もう少し遅くの時期ならイナゴは増えているのかもしれない。息子にもう一度やりたいかと聞いたら、間髪入れずうなずいていた。良かった。次は11月くらいに来よう。

ともあれ、30匹は採れたのだ。これを食おう。


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