当サイトは私がイナゴ食について記録するサイトである。イナゴ食は、もしかしたら未来の社会では消えているかもしれない。だから、こういう食文化があったのだという事実を残すことに多少なりとも貢献できれば私は幸せである。

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食文化の記録という意味では、もう一つの昆虫食について経験し、記録しておきたいと思った。蜂の子である。
花九曜印 蜂の子(はちのこ)佃煮(甘露煮) 65g缶はなまるマーケットで紹介された♪ 信州の珍味 (花九曜煮)


私の中では、昆虫食といえばイナゴである。そして、イナゴ以外の昆虫は食ったことがなかった。しかし、イナゴの次にメジャーな昆虫食というと、やはり蜂の子だろう。誰に聞いてもだいたいそんな印象なのではないかと思う。

そうであれば、せっかくの食文化の継承にほんの少しでも関わりたい。なので、上記の蜂の子の缶詰を買ってみた。これだ。商品名は「花九曜印蜂の子佃煮」というようだ。
蜂の子 花九曜煮缶詰

缶詰には成体の蜂の絵が描かれているが、中身は成体ではなく蜂の子である。
DSCN8440

缶の側面にはこう書かれている。

本品は「すがれ」「地蜂」又は「へぼ」とも言われる蜂の子で信州の珍味として古くから賞味されている逸品です。

谷川俊太郎の詩も書かれている。

はちのこさかなに
ちょいといっぱい
のはらにあそぶ
こらのこえ
谷川俊太郎

花九陽印 蜂の子缶詰

原材料は蜂の子、砂糖、醤油のみだ。イナゴ甘露煮には水飴が使われていたが、この蜂の子の缶詰は更にシンプルな味付けになっていた。
蜂の子缶詰 花九陽印 原材料

開ける。
花九陽印 蜂の子缶詰

開けた。
蜂の子缶詰 花九陽印

ゲテモノと評されることが多い蜂の子だが、どうだろうか。私はこれを見て、なんだ、こんなもんかと思った。全然キモくない。普通だ。ただの米粒のようだ。味付けゴハンのようだ。
蜂の子缶詰 花九陽印

しかし、と思い直した。この一粒一粒は、見方を変えればウジ虫である。ウネウネうごめくウジ虫を見てからこれを見たら、うへえキモいと思うかもしれない。
蜂の子缶詰 花九陽印

箸にとった。
蜂の子缶詰 花九陽印

食べてみると・・・、うーん、なんだろう、この感じは。なんというか、佃煮の味だ。それだけの味だ。特段、蜂の子の味というものの主張がない。醤油と砂糖を煮詰めたら、そりゃあこういう味になるだろう、という、何の変哲もない味のように思えた。

この缶詰は、1缶1600円である。よくある小さな缶詰の大きさで1600円だ。シーチキンの普通の小さな缶詰があるだろう。あのサイズの缶詰ひと缶で1600円である。いかにも高い。

蜂の子は当然、蜂の巣の中にいるわけで、たぶん採るのはかなり大変だろう。その大変さを考えれば、この値段になるのは納得感はある。しかし、味の方から考えると、この値段はかなり高いように感じられた。

イナゴが好きな私としては、イナゴよりもずっと高く、特段旨くもない、魅力の無い食料に思えた。たぶんもう買わないと思う。

もし買うのではなく自分で採ることを考えても、刺される危険のないイナゴ採りよりも、蜂の子採りの方が大変だろう。その意味でも、食料としての蜂の子は人類にとってメリットが少ない。

とはいえ、食えることを体験し、伝承するのは意味のあることだと思う。一生に一度くらいは買って食ってみてもいいかもしれない。少なくとも不味くはない。だって佃煮味なのだから。

そういうわけで、まあ、気が向いたら買ってみてもいいだろう。
花九曜印 蜂の子(はちのこ)佃煮(甘露煮) 65g缶はなまるマーケットで紹介された♪ 信州の珍味 (花九曜煮)



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