素のイナゴを味わった。しかし全部は食べなかった。イナゴ粉を作りたかったからだ。

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イナゴの味を言葉で説明するのページで書いたが、私の実家では、煎ったイナゴをすりばちですりつぶした粉を「カルシウム」と呼んでいた。しかし、やはりその名前は本来の名前ではないと思う。しかし、イナゴの粉をどう呼ぶのか、その名前の記録はネット上にはないようだった。しかたがないので、この記事ではイナゴ粉と呼ぶ。

イナゴ粉は、昔の農家では調味料として使われていたようだ。私の実家でもそうだった。私は1杯の味噌汁に大さじ2杯くらいのイナゴ粉をドバドバと入れて、イナゴの味の広がった味噌汁を飲むのが好きだった。

昔はイナゴ粉はダシとして使われていたのだ。魚のいりこだしとかカツオ節とかと同じようなダシだ。「イナゴ味噌」という言葉もある。それが指すものは色々と種類があるようだが、私の中ではイナゴ味噌とはイナゴのダシ入りの味噌だ。現代でのダシ入り味噌というと化学調味料とかカツオ節とか昆布とかがダシに使われているが、そのダシとしてイナゴ粉が使われていたのだ。

そのイナゴ粉を作る。ダイソーで小さなすりばちとすりこぎ棒を買ってきた。すりばちは私の自宅にもあったのだが、嫁さんから、気持ち悪いからイナゴをすりつぶすなと言われたのだ。仕方がないからイナゴ専用として、このすりばちとすりこぎ棒を買った。
イナゴ粉を作る

煎って翅と脚を取ったイナゴを潰す。
イナゴ粉を作る

普通の人は、これを気持ち悪いと思うのだろうか。きっと思うんだろうと思う。でも、私の中ではとてつもなく懐かしい作業だ。私が子供の頃、すりばちでイナゴを擂るのは私の祖母の役目だった。私はその横でそれを眺めながら、煎ったイナゴをすりばちへ放り込む役目だった。
イナゴ粉を作る

せっかくのすりばちとすりこぎ棒だが、いかんせんサイズが小さく、うまく力が入らない。擂るというよりも押し潰して粉にしていった。
イナゴ粉を作る

10分ほど擂るとこんな感じになった。粉だ。
イナゴ粉を作る

少し湿り気があった。煎った時間が短かったからだ。15分くらい煎ったので大丈夫かなと思ったのだが、足りなかったか。

私の実家の流儀では、煎ってから擂る前に、1週間ほど天日干しにしていた。私は今回、横着したのだ。ウチのベランダはカラスがたまに来るので、食べられてしまうだろうなという予想もあった。
イナゴ粉を作る

とはいえ、まあともかくイナゴ粉ができた。これを入れた味噌汁を飲もう。

動画が見たい方はこちら:

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