イナゴ採り会を開催した。

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20161010イナゴ採り会in春日部

このサイトに書いた通り、私は去年、イナゴ採りに熱狂した。のめり込んだ。全力を尽くした。やれることは全部やったつもりだった。もしかしたら、今年はイナゴ採りへの熱を感じずに秋を過ごすのではないかと考えていた。

それは、半分当たっていた。去年のような熱狂はなかった。

去年の私は、昼も夜も、会社で仕事をしているときも、家で布団に入ったときも、ずっとイナゴのことを考えていた。

今年は違った。去年のように、一分一秒を惜しんでイナゴのことを考えるようなことはなかった。

ただ、心の奥底にはしっかりとしたイナゴの存在感があった。イナゴに関する何かを成し遂げたいと感じていた。去年とは違った、イナゴに関する何かをやりたいと思っていた。

そして、心に決めた。今年は、イナゴ採りのイベントをしようと。イナゴに興味のある人を集めて、みんなでイナゴ採りをするのだ。どれくらいの人が来るかわからないし、このイベントをやることが、私が一番やりたいことなのかどうかもわからなかった。ただ、何もせずにこの秋を過ごすのはイヤだった。去年と同じことだけをして過ごすのもイヤだった。イナゴに対して、新しい何かをしたかったのだ。

夏、このページを作った。田んぼを貸してくれる農家さんを募集するページだ。
【拡散希望】イナゴ採り会のために田んぼを貸してくれる農家さんを探しています | イナゴを食べる

ツイートもした。

もちろん、待っていただけではない。まずは、農協さんに声をかけてみた。

しかし、返事は良くなかった。無視されず返事を頂けたことに感謝しなければならない。が、協力してくれる農家さんはいないという内容だった。

農協さんの他にも、検索してみると、ウェブサイトを持っている農家さんや、農家さんの団体がいくつか見つかった。失礼かなと思いながらも、片っ端から問い合わせてみた。だが、みんなダメだった。

「残念ながら、協力してくれる農家が見つかりません。」
「イナゴはほとんどいません。」

そんなお返事ばかりだった。

そもそもイナゴというのは、農家さんにとっては稲を食べてしまう害虫だ。私自身、ぼんやりと予想していたことだが、農家さんたちは、懸命に努力してイナゴを駆除しているのだ。そしてその努力は実り、現代の田んぼには、あんまりイナゴはいないのだ。

断りの返事をたくさん読むにつれ、農家さんは、田んぼにイナゴがいることをことさらには公表したくないらしい、ということを私は理解した。なるほど、そうか。イナゴは害虫だ。イナゴがいるということをアピールするようなことをすれば、プロの目から見れば、害虫がいるということを広めてしてしまうことになる。

それを感じつつ、それでもたくさんの農家さんに声をかけた。そして、やはりお返事は全てNGだった。農家さんはみんな優しく、きちんと返事をくれた。しかし、OKしてくれる農家さんはいなかった。

そして、10月に入った。もうダメか、と思った。私の住む埼玉では、どこの農家さんも10月の中旬には稲刈りは完全に終わる。稲刈りが終われば、イナゴはいなくなる。

諦めかけた10月2日、急に思い出した。私は、農家さんと名刺交換したことがある。野口農園さんだ。

どんな経緯だったかは、よく覚えていない。名刺交換したのは、確か、大宮のコワーキングスペース7Fだった。ここで何年か前、何かのイベントがあって、その時に私と野口さんがその場所にいて、少し話をしたのだ。

なぜそれをこの日まで忘れていたのか。しかし、それを嘆いても始まらない。とにかくアプローチだ。Facebookで野口さんにメッセージを送った。

「田んぼを借して頂けませんか?」

と。

すると翌日、OKのお返事を頂いた。私は喜んだが、まだ確認しなければならないことがある。また送った。

「イナゴはまだいますか?」

この時点で10月3日。もう、返事を待つ時間がない。ゆっくり待っていたら、イナゴがいなくなってしまう。仮確定ということでFacebookにイベントページを作った。開催日は10月9日とした。
イナゴ採り会 in 春日部

告知も開始。

一日あけて10月5日、野口さんからお返事が返ってきた。

「だいぶ少なくなりましたが、いることはいますね。」

良かった。イベントとして成立しそうだ。

カメラマンには、動画製作講師もしているYouTuberのJさんに来て頂くことになった。これで私は、思う存分イナゴ採りに集中することができる。

急転直下でイベント開催を決めることができた。さあ、当日だ。


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